2011/06/29

バルセロナの一つ星レストラン hisop(イソップ)

先日誕生日を迎え、日曜日でしたのでラッキー!と言いたいところだったのですが、ここバルセロナは日曜日といえばレストランもショップもほぼ休み。

ということで翌日にレストランに招待されました。


訪れたのは hisop (イソップ) という何ともかわいい名前のレストラン。



モダンな店内


まず始めに乾杯用のCAVA(カバ・スペインのスパークリングワイン)がもてなされ、プリメル・アペリティーボ(第一前菜)としてこちらが運ばれました。

「ベルベレーチョス(ザルガイ)の泡仕立てスープ」
貝がさっきまで生きていた地中海を連想させる海水のような味の泡の底にはベルベレーチョスが浸かった甘いスープ。
素晴らしい創作!!これから出てくる料理に期待が膨らみました。


そして出てきたセグンド・アペリティーボ(第二前菜)

「ウサギの肉のトリュフ巻」
粘着性があり強めの味付けのウサギの挽肉にあっさりとしたトリュフが味、触感共に良い相性でした。
そしてこの器のスペースにこの配置。とってもモダンでした。


パンは3種類から選べました。

左からオリーブの実が練り込んであるpan de aceituna”クルミパン"Pan de nueces" 
温かい状態で運ばれ、どちらも後味の良さが印象的でした。

ソーヴィニヨン・ブランとシャルドネが混合されたワインをいただきました。素晴らしいバランスでした。


次に運ばれたのはプリメルプラート(メイン一皿目)

「白インゲン豆、ムール貝、キノコの煮込み、揚げた鴨肉、そしてルッコラソース」
豆、貝、キノコの相性の良さに驚きました。揚げた鴨肉はフライドチキンのようで、あっさりとした下の具材にピッタリでした。ルッコラのソースも真似したい!


そして次はセグンドプラート(メイン二皿目)

「スズキのトリュフクリーム」
焼き具合、味付け、鮮度どれをとっても言うことない素晴らしさでした。スズキをこんなに上品に食べたのは初めて。


招待してくれた相方はこんなものを頼んでいました。

「鴨肉の赤ワイン×醤油ソース、マッシュポテト&カレーソース添え」
牛ヒレ肉よりまろやかな舌触りの鴨肉にソースの組み合わせがとても合う!日本人として家庭でも試したいソースでした。最後に少し味を変えたい場合にカレーソースが添えられていて心遣いに心が温かくなりました。


さて、次はデザート!!
女の子らしく甘いデザートを頼みたかったのですが、デザートかチーズが選べるということで無類のチーズ好きの私は迷わずチーズをチョイス


 
まさかこんなにたくさんの種類のチーズが出てくるとは思ってもなかったので感激しました。
右から左へとだんだんディープな味へと並んでいます。
数が多くて全部記憶していませんが・・・

右からカタルーニャ地方のウォッシュタイプカタルーニャ地方の羊乳のウォッシュタイプバスク地方のスモークタイプイタリアのセミウォッシュタイプカタルーニャ地方の山羊のセミウォッシュタイプカタルーニャ地方のドライタイプ
そして一番手前は添え物のdulce de membrillo、花梨のジャムです。

このジャムはお口直しにしても良いしチーズと一緒に食べても相性バツグンでした。
日本のスペインバルでもよく見かけたジャムでした。やっと本場の物が食べられました!!
チーズがデザート変わりだなんて何ともスペインらしい文化。


相方のデザートも素敵でした。

なんとビックリ、お口直しにまずモヒートが運ばれました。

素晴らしいサプライズ!


そして運ばれたデザートはこちら

冷たくて甘いアイスクリームと常温で甘くないミルククリーム、熱いアプリコットの実に常温で甘いキャラメルソースという舌でかなり遊ばせてくれる一皿でした。


あぁお腹いっぱい。なんて幸せな招待なんでしょう。


食後にはコーヒーをいただきました。
最後までサプライズのあるお店でした。
コーヒーしか注文していないのに付属で出てきたのは・・・


左から試験管に入ったアルコールなしジントニック切石に乗ったリンゴのミント漬け生チョコレート砂糖漬けオリーブです。

奥に写っているのはコーヒー用の砂糖の氷砂糖、上白糖角砂糖、黒糖角砂糖です。
あまりのユニークさに大感激!
甘いオリーブの調理方法にも驚きました。どれもとてもおいしかったです。
また来たい!と思わせてくれる締めくくりでもありました。


店内の他のお客さんは品のある人ばかり。
バルセロナでは普段あまり見かけることのないスーツ姿の人ばかりでした。
ガヤガヤと物や人が溢れているバルセロナにもこんなオアシスがあったんだ!!


店を出てからこの店はミシュランの一つ星が付いているのだと知りました。
ミシュランの星が付いているレストランに足を運んだのは初めて。
こういう細部にまで温かさのこもったレストランに星が付くんだな~。


バルセロナにお越しの際は是非こちらのレストランをおすすめします。

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店名:hisop
住所:Ptge. Marimon, 9
電話:93.241.32.33
HP:http://www.hisop.com/
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幸せを運んでくれるレストランです。

2011/06/28

San Juan(サン・フアン) ~夏至を祝うお祭り・ビーチ編~

前回の前置きに続き、今回はサンフアン(夏至を祝うスペインのお祭り)深夜のビーチの様子をご紹介します。


この日は朝から近所で遊ぶ子供や若者の爆竹の音がしきりに鳴り響いていました。
お祭り騒ぎに備えしっかりシエスタをして出発したのは真夜中の0時
せっかくなので街の爆竹の様子を見ようと最寄りの駅は使わずに中心地まで歩いて向かいました。
怖かったのは不届き者たちがピソのバルコニーから投げる爆竹。
そういった面でここスペインは怖い国です。
でもビーチの方角から頻繁に上がる打ち上げ花火を見ることができ心ワクワク。


そしてたどりついた地下鉄の駅。

サンフアンは祝祭日。
ここバルセロナは休日前夜の電車の運行時間はなんと24時間なのです。
混雑は想像はしていましたがそれを上回る人の群でした。


地下鉄内の交通整理のため下り階段の前で待つ人々。
千人以上の人々が密集していましたがすぐ隣にクラスメイトがいてビックリしました。
何か縁があるのだろう。


待つこと10分。ようやく地下鉄に乗ることができましたが・・・

こんな状態。そしてガラの悪い酔っ払いが多数。

奥の方で手を上げているのは到着が待ちきれなくて大声で歌いながら車両の壁や棚を叩く人々。
わざと違う車両に乗り込んでセーフ!と思ったのですが、この後止まった駅で同じような人たちが目の前に乗り込んできて、ふざけ過ぎてたので彼らの紙コップに入ってたワインが車内に落ちました。
もちろん目の前にいた私のスカートにもかかり、その時点でワクワク感がかなりなえてしまいましたがこうなったらもうとことん飲んでやると意気込み到着。


このお祭りは少人数で行くより多人数の方が断然に楽しいと聞いたので、学校のアクティビティに参加する形で行きました。
バルセロネータは広いビーチですがどこも人、人、人!!!
親切な友達が途中まで迎えに来てくれたので学校のメンバーがいるところまでなんとかたどり着くことができました。

それにしても爆竹と打ち上げ花火の音がうるさい、うるさい!!!

そして私たちの話し声もうるさい、うるさい!!!
100人ぐらいの生徒やその友達がいました。

日本の歌手の歌を楽器を弾きながら大声で歌う日本マニアのスペイン人たち。
発音が笑えるほどうまい!


日本酒を飲むスペイン人


酔っぱらう生徒たち


楽しい時間はあっという間に過ぎ気付けば朝の4時。
6時になると市のごみ収集車がやってきて完全退去を命じられるそう。
7割ぐらいのメンバーは残っていましたが、早めに帰ることにしました。


帰り道で見つけた・・・

支え合う中年カップル


そして、

あ、凧だ!
夜の空に浮かぶ凧、不気味でした。


そして帰りの地下鉄もやはり・・・
混んでいました。
一番左側はこれから向かう人の列です。なんという!!


スペインはやはり無敵艦隊です。


2011/06/27

San Juan(サン・フアン) ~夏至を祝うお祭り~

Hola!

ここバルセロナの夏至は今月の24日でした。日本と2日ずれているようです。

夏至の日を”San Juan(サン・フアン)”と言います。この日を迎えるために前日の夜から当日の朝にかけてここスペインは毎年とんでもないお祭り騒ぎと化します!


噂には聞いていましたがいったい具体的にどんな騒ぎなんだろう!?と思っていたら、前日の学校の授業の内容はこのお祭りについてでした。

たまにはスペイン語で。
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La noche de San Juan es una de las principales fiestas populares de España. 
Se celebra la madrugada del 23 al 24 de junio y festeja la llegada de la noche más corta del año (el solsticio de verano). 
Todas las celebraciones que se hacen esa noche tienen en común prácticas purificadoras relacionadas con el agua y el fuego, y tienen su origen en ritos heredados de la antigüedad.
Se cree, por ejemplo, que toda el agua que se toma en la noche de San Juan es beneficiosa para la salud y algunas personas se bañan desnudas esa madrugada en ríos o en playas de su región.
San Juan se celebra en muchas zonas de España.
En Caraluña, por ejemplo, se encienden hogueras en las calles, y en las numerosas fiestas, llamadas verbenas, se lanzan fuegos artificiales y se come la famosa "coca".

サンフアンの夜はスペインで最も人気のある主要なお祭りの一つです。
それは6月23日から24日の夜明けに行われ、一年中で一番短い夜が来たことをお祝いします(夏至のこと)。
この夜に行われるすべてのお祝いは水と火に関係のあるものを清めることを共通としており、古くから相続され続けている習わしです。
例えば、サンフアンの夜に扱われるすべての水は健康のための恩恵を与えるものと考えられており、夜明けに裸になり川や海に入る者もいます。
サンフアンはスペイン国内のたくさんの地域で祝われます。
カタルーニャ地方では例えば通りでたき火をしたり、数々の夜祭りにおいて打ち上げ花火をしたりコカという名物を食べたりします。
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というお祭りだそうです。スペイン語を訳すのにまだ慣れてない私にはちょっと大変。


そういえば1週間ほど前から祭りに待ちきれない人たちの仕業であろう爆竹の音がそこら中で鳴り響いていました。
街角には仮設の爆竹ショップなんかも点在。


この日に食べる名物コカの紹介を。

コカはカタルーニャ地方の名物の薄いパン。
現在は他のパンのように酵母で発酵させ作るのが主流ですが、昔は無発酵パンでした。
塩味のシンプルなものやお惣菜がのったものはパン屋やレストランなどで年中見かけますが、San Juan用のコカというのもが存在し、シロップ漬けにしたフルーツや松の実ののったもののことを言います。


左:ケーキ屋のディスプレー
右:街の小さな食品店もこの日はコカを置いてました。上に書いてあるのはコカ一つの値段。けっこう高いですね。

 

左:いつものパン屋も今日はコカがメイン
右:スーパーにもこんなに陳列


学校の休み時間にコカがもてなされました。とても甘かったですがおいしかったです。

この日はコカのための出店も数々あって、学校からの帰り道がカラフルなコカで溢れていてとてもわくわくしちゃいました。


さて、ドンチャン騒ぎの真夜中のビーチ編は次回。

とても激しかったです。お楽しみに!


2011/06/24

日帰りガリシア旅行 ~フットサル昇格戦観戦編~

Hola~!

ガリシア旅行記、前回の「ノイア編」に続く「フットサル昇格戦観戦編」です。


バルセロナの隣町L'Hospitalet(オスピタレ)市にある「L'Hospitalet Bell Sport」(オスピタレ ベイ スポルト)というフットサルクラブに魅せられて2ヶ月半、今回は大事な試合がガリシアで行われるということで、観戦を兼ねて以前から憧れていたガリシア旅行に出たのでした。



このチームは今シーズンスペイン3部リーグでプレーしており、なんと全28戦を完全無敗で制しリーグ1位の結果を残し、2部リーグへのチケットを競うプレーオフの最終戦がここガリシア地方のNoiaにて行われたのでした。


第1戦はホーム&アウェイ戦両方を制し、第2戦のホーム戦を4-1で制し、今回のアウェイ戦で3点差以上の勝ちを許さなければ見事昇格が決まるという大事な大事な試合でした。


試合開始の1時間半前から会場入りしたのですが、すでに相手チームサポーターの太鼓、ラッパ、笛と、かなり汚い暴言の嵐でした。うるさくて会話ができないほどの熱狂ぶりでした。

この後続々と相手サポーターが来場し会場は超満員となり、ただ一人アジア人の私は″見たことないぞ!きっと敵サポーターに違いない!”といった感じでかなり睨まれ想像以上のアウェー気分となりました。。

相手サポーターは約700人、こちらは会長、選手のご家族、テレビとラジオのクルーの総勢13人で応援しました。
スペインサッカー、リーガエスパニョーラで活躍するあのジョルディ・アルバ選手の実のお兄さんはこのチームの選手の要であり、ご両親と一緒に参戦。


試合開始となったらさらに相手サポーターの応援と罵声がひどくなり、選手もかなり緊迫した様子でスタート。

前半10分で先制したものの、その後3点失点。
完全に試合は相手主導のものとなってしまいました。
ホームの力に私たちの応援も怯んでしまった頃、私の隣に座っていたある選手のお母さんはあまりの悲しさに試合を見ないようにして数独を始めました。
今、数独かい!
スペイン人っておもしろいな~と思いながらも息子を思う母のその情景は悲しいものでした。


その後、もうだめか・・・このまま得点を入れられ続けるのか・・・と私たちサポーターが消沈気味になったころ、試合終了15分前に相手選手が2枚目のイエローカードで退場してから流れが変わりました!

L'Hospitaletは1点追加でき、相手はパワープレーを仕掛けるもこちらの思う壺となりさらに2点追加。最終3-5で、


勝ちました!!!


ここまで来て良かった!!
スペインに到着してから約2ヶ月半、これまでで一番嬉しくて熱くなった瞬間でした!


試合終了後母親と抱き合う選手たち。この習慣、とってもいいですね!!
 
ショルディ・アルバ選手のお母様も写っています。


私たち応援団もそうでしたが、選手たちの喜び具合はハンパなかったです。
会場でも道端でも、移動のバスの中、サンティアゴの空港、飛行機の中、バルセロナの空港、ホームスタジアムに帰ってきてもずっと歌い、踊りまくっていました。


ホームスタジアムはディスコ状態となりました。
 


朝5時半に出発したガリシア日帰り旅行でしたが、翌日3時まで飲み続けました。


空港や体育館に大勢の選手の家族や友人たちが垂れ幕を持って待っていたことに感激しました。



彼らの応援があるからこそクラブは頑張れたんだな。お疲れ様。
そして心からおめでとう!!!


2部は3部と違ってプロのリーグとなります。これまではカタルーニャ地方のリーグでしたがこれからは全国リーグ。

選手たちが手の届かない存在になりそうですがこれからも応援していきます。


と書いているうちに今回同行したテレビクルーの方が撮った映像が編集され、テレビ放送されました。
なんと、私もテレビデビューしてしまいました。

こんな感じで映りました。


ネット配信動画は長いですが、こちらに載せておきます。
ご興味のある方はどうぞ↓
http://digital-h.cat/c/journal/view_article_content?groupId=10911&articleId=3733683
31分からオスピタレフットサル特集になっています。


選手たちに計り知れない勇気をもらいました。ありがとう!!!
とても充実したガリシア日帰り旅行でした。