2013/10/13

カタルーニャの独立 賛成派と反対派

州ごとに祝日が異なるスペインですが、昨日10月12日Fiesta Nacional de España」、訳すとスペインの祝日」という、独立したがっているここカタルーニャの人からしたら反感を買うような名前の祝日でした。
コロンブスがアメリカ大陸に到着した日であります。


一方、約一ヶ月前の9月11日には
Diada Nacional de Catalunya」訳すとカタルーニャ国民の日」というカタルーニャの祝日がありました。

カタルーニャはその昔、独立した一つの国でした。
しかし、1714年9月11日にスペインの一部となり、以後この日は独立を求めるカタルーニャ市民100万人単位で集まり人間の鎖を作って政府に独立を求める日となりました。



↓これは家の目の前の大通りの9月11日 (カタルーニャの日) の眺め

ちょうど警察が交通整理を始めたところです。カタルーニャの国旗を背負うのが彼らのスタイルです。
青地に白の星がついている旗とそうでないものの2
通りあります。
星が付いているほど独立心が強い象徴なんだそう。


この後、大通りは歩行者天国となり独立賛成派のデモ行進が始まりました。黄色い人ばっかり!



続きまして、こちらは昨日10月12日 (スペインの祝日) の眺め

午前10時、広場には黒い服を着た人たちが終結。


すると、急に大通りを封鎖し始めました。
こういうデモ行進は予め警察に届け出を出さなければならないのですが、警察もいないのにおもむろに道を塞ぎだしました。



↓垂れ幕をアップ。


この日は、ここから約1キロの距離にあるスペイン広場にて、独立反対派の大きなデモ運動があったのです。なんと、首都マドリードからも過激派が訪れました

この幕には(カタルーニャの独立を奪ったフランコの体制である) ファシズムに対抗しよう」という遠まわしな文言が書いてあり、独立反対派 (現状維持派) への反対デモということでした。
きっと、一ヶ月前と同じ人たちが服装を変えて集まったのであろう。


道を塞いでから1分も経たない間に広場から通りへと人がこんなにも大移動しました。
ちなみに左側の人たちは野次馬、もしくは記者です。

この後、スペイン広場に向けてデモ行進が始まりました。



ちなみにカタルーニャ独立のために集まる広場は「カタルーニャ広場」独立反対者が集まる広場は「スペイン広場」


毎年この季節になると広場の名前に歴史の重さを感じます。






2013/10/03

サグラダファミリアの日本人だけの貸切りツアーに参加!

毎日平均して4200人が訪れているというあのサグラダファミリアですが、なんと日本人だけの貸切りツアーが新設されたと聞き早速参加しました!


まずは指定のホテル前に集合。通りを挟んで西側にはこのツアーを主催するHISの店舗がありわかりやすかったです。



バスに乗り込み、この日のスケジュールのほかにバルセロナの歴史や見どころについての説明を受けました。



バスを降りて少し歩くと目の前に現れました!!!
サグラダファミリアはいつ見ても感動を与えてくれます。夜に見ると特にその度合いは強まります。



まずはお土産屋さんでトイレ休憩。
ここにはサグラダファミリアの完成予想の模型もあり、今できている部分だけでも壮大なのにここまで大きくなるのか!っと入場する楽しみが高まってきました。



そしてついにその時間がやってきました!特別ゲートからの入場でした。入場したのは我々日本人だけ。こんな贅沢いいのでしょうか。



まず、一人ずつオーディオが配られました。
録音ガイドなのかと思ったら、ガイドさんの生音声が拾えるオーディオでした。
スイッチをオンにしておけばガイドさんから少し離れた場所にいても声が聞こえるという仕組み。
なるほど、これがあれば対象物を見ることにより一層集中できるということですね。



こちらは「受難のファサード」
ガウディはこのサグラダファミリア全体で石のバイブルを表現しようと計画したそうで、こちら側はキリストの受難を表したファサードです。

最後の晩餐ユダの裏切りキリストの蘇りなどが順に表現されています。

こちらは地元カタルーニャの有名な彫刻家、スビラッチによる無償の作品なんだそう。



さぁ、建物内へ。

静寂に包まれており、柱を支えるために構成された森に見立てた構造は昼間よりもよりリアルに「森」を感じさせてくれました。
昼間はノイズが多く、まるでアミューズメントパークまたは万博のパビリオンにいるかのような錯覚にとらわれるのですが、さすが貸切りツアー、雑音が一切聞こえないので本物の教会にいるという感覚を得て神秘感に包まれました。


昼間にこのショットを撮ったら必ず何十人もが写り込んでしまうのですが、貸切りツアーなのでこのように誰も写りません。まるでカメラマンになった気分です。



こちらは正門である未完の「栄光の門」の内側。
この扉に見える部分は完成イメージを印刷した物でしたが、日本語も書かれていて親近感が湧きました。



振り返りもう一度写真を。あぁ、再びうっとりする瞬間でした。




さぁ、次は「生誕のファサード」へ。

大迫力の彫刻にいつ見ても彫刻が近づいてきて飲み込まれそうな錯覚を覚えるのですが、静寂感によりさらにそれを感じました。



こちらはキリストの生誕を表した、先ほどとは真逆の幸せだけを表したファサードなのかと思いきや・・・実は、生誕にまつわる悲しみも表現されていることを知りました。
ローマ兵の幼児虐殺やそれを恐れたキリストの家族のエジプトへの非難など。
そのあたりをガイドさんは丁寧にわかりやすく説明してくださいました。



こちらの聖歌隊は内戦によりかなり崩れ落ちてしまったのですが、日本が誇る彫刻家、外尾悦郎さんによって見事に蘇りました。
ちなみに彼はバルセロナ、いやスペインで一番有名な日本人と言われています。



何度かライトアップされたサグラダファミリアを見に来たことはあったのですが、やはり離れたところからではなくこうして入場して鑑賞するライトアップ姿はダイナミックでした。



さて、次は地下の博物館へ。
模型に足場が!さすが!


これは模型工房
終業後でしたが、こうして電気がついていたので内部がよく見えました。



これはかの有名な逆さ吊り模型
これはガウディが「コロニアグエル教会」という別の教会を作るために試行錯誤して作った模型。
ガウディはこの模型制作により得た技法やアイデアを多くサグラダファミリアに用いました。
コロニアグエル教会のために10年かけて完成したこの模型ですが、肝心な教会自体は未完成のままなのです。



これは唯一ガウディが残したサグラダファミリアのデッサン

ガウディはこの教会を100年間かけて完成させようと設定したそうです。
そのため、自身が生きているうちに完成しないのだからと設計図は一枚も描かなかったのだそう。ちなみにこのデッサン、かなり荒いと思ったら小さいものを拡大コピーしたもの。

ガウディの没後、後を引き継いだ方々はこれを基に建設を進めているのですね。感動の一枚でした。



こうして大満足な内部見学が終了しました。

「サグラダファミリア イコール 人ごみ」というイメージがありますが、今回はまったくそう感じることなく静かに見学ができたことと、写真を撮っても他の観光客が写りこまないことに満足しました。

サグラダファミリアは現在のところ日本語オーディオガイドはないので、こうして日本語で説明を受けながら一通り見学できたことも有り難かったです。

やはりこういった宗教的なことは簡単ではないので日本語で説明を受けたいものです。



この後、ライトアップ鑑賞に参加しました。

これは写真を逆さに撮ってしまった・・・のではなく、隣の公園にある池に映るサグラダファミリアを写したもの。見事です。



これが本物。実に美しい圧倒的な存在感。
夜景観賞中もガイドさんからの説明があり、サグラダファミリアが完成したら現在世界一高さのある教会として知られているドイツのウルム大聖堂 (161メートル) を超える、高さ170メートルの教会になることを知りました。



最後に別の角度からも写真撮影タイム。新婚さんがたくさんいらっしゃって微笑ましかったです。



こちらはHISからいただいたお土産。
カタルーニャ語で書かれた参加証明書とハガキのセット。いい思い出になりそうです。



とっても贅沢で魅力あふれる一晩でした。

日本人にのみ貸切りのツアーで、我々外国人がスペインでこんなに優越感に浸れて良いの!?と恐縮するほどの特別感で満たされました。
参加して本当に良かったです!!!