2016/04/18

潮の干満のメカニズム

前回は潮について学んだこと、主に潮汐率について書きましたが、今回は なぜ潮の満ち引きが起こるのか大潮と小潮はなぜ起こるのか 等、潮のメカニズムを天文学を交えてご紹介。

→前回の記事はこちらから


潮の満ち引きはなぜ起こるか?


主に月が地球に及ぼす引力によって起こる。

月に面した海は月の引力によって月のある方へと引き寄せられ”満ち潮”となり、その反対側は引力の影響は弱いが、地球の自転の遠心力などにより、こちらも”満ち潮”になる。
そして、海水の少なくなるところは”引き潮”となる。



大潮と小塩はなぜ起こるか?


それは太陽の引力によるもの。

まず初めに、

大潮 とは ”干潮と満潮の高低差が一番大きい状態”。
小潮 とは ”干潮と満潮の高低差が一番小さい状態”。


”月 - 地球 - 太陽” が一直線上に並ぶとき (満月・新月) に 大潮 となり、
”月 - 地球 - 太陽” が直角の関係に並ぶとき (半月) に 小潮となる。

※太陽の引力は月の引力の半分弱。



ではなぜ潮汐率が高くなるのは春と秋なのか?


潮汐率 とは ”大気現象による影響を無視して、赤経、赤緯、視差、天体と地球の位置関係により満潮と干潮の振幅を予測して表される数値”で、地球上どこでも値は同じ。
→詳しくはこちらで説明しています。

地球は約23.43度に傾いているため、ちょうど春分の日と秋分の日に、太陽の赤緯が0になる。この時により引力の影響を受ける。

それに月の朔望リズムか絡み、春分や秋分前後に潮汐率が高くなる。



日本周辺は、月や太陽の影響に加え気圧の影響も大きくなるので、必ずしも春分や秋分の頃に干満の差が最も激しくなるとは限らない。




宇宙が私たちの住む地球に及ぼす影響の大きさを、海で泳ぎながら日々感じています。
毎日海で泳いでいると、そろそろ満月に近づいていくなぁなどと分かるようになるのです。


次回は波について語りたいと思います。