ラベル スペインのミシュラン星付きレストラン の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル スペインのミシュラン星付きレストラン の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2013/01/20

ミシュラン1つ星シェフが手がける16ユーロのランチ「ohla gastrobar」

バルセロナの中心地カタルーニャ広場の近くにこんな変なホテルがあります。


目玉をモチーフにした五つ星ホテル「ohla hotel」です。
長らく外観改装工事中でしたがついに彼ら「目玉」が羽ばたき始めました。


こちらのホテル内に「Saüc」というミシュラン一つ星レストランがあります。
そちらのシェフ Xavier Franco が手がけるもう一つのレストランが今回訪れた「ohla gastrobar」
相方が招待してくれました。


前菜メインデザートがそれぞれ4品から選べるプリフィックスコース
ドリンク付きで税込16ユーロです。

昼食が一日のうちのメインとされるスペインの食文化ですが、16ユーロは普段のランチとしてはちょっと高め。
でも凄腕シェフの評判とこの五つ星ホテルの雰囲気から考えたらかなりお得!


まず高い天井にハッとしました。ヨーロッパと言えば高い天井のイメージがありましたが、バルセロナ市内ではなかなか見かけることがないのです。
自然に入る日の光も美しい!こういったところでのデートは新鮮です。


客席は英語が飛び交っていました。
不景気真っ只中のスペイン、やはりこういうところに来るのは外国人です。
店員さんもどの人も英語を話します。さすが五つ星ホテルのレストラン。



ドリンクはビール、グラスワイン、ソフトドリンク、ミネラルウォーター等他のレストランのように選べます。

カタルーニャが誇るガス入りウォーターVICHY CATALAN」は500mlサイズ。太っ腹!
ちなみにこのサイズを日本のレストランで注文すると500円は下りません。


まずは焼き立てパンがやってきました。
種類は2つあり、ふわふわタイプとハードタイプでした。
バルセロナにある大半のパン屋さんは残念なパンを提供しているので、こういったおいしいパンに出会うと感動します。


まずは一皿目。2人なので2皿ずつ紹介します。
こちらはエスカリバーダ(炭焼き野菜)とヤギのチーズのCOCA。コカとはカタルーニャのピザのようなもの。


こちらは62ºの玉子とジャガイモのコンフィとイベリコのチョリソ
62度!?ピンときませんでしたが、目の前に現れてあ~ぁと納得。温泉玉子のことでした。



二皿目。

本日の炭火魚(この日はLubina*でした)とフォンダンポテト(ポム・フォンダン)
*Lubinaはスズキの一種

鶏肉と野菜の炭火串焼き。焼き鳥だ!



そしてデザート
チーズケーキと苺のシャーベット


林檎ケーキ



全体的に量が少なめでお腹はいっぱいにはならなかったものの、さすが星付きレストランのシェフが仕切ってるだけありどれもおいしく、特に〆のデザートのおいしさが一番インパクトがあり、いつの間にか幸せ気分で満たされました。

伝統あるレストランのランチもいいですが、たまにはこういった空間でエレガントランチもおすすめです。

カウンター席もありますので、お一人でも気軽に行けます。





**********************************************
ohla gastrobar
住所/ Vía Laietana 49, 08003 Barcelona
電話933 415 050
※16ユーロMENUは平日のランチのみ
**********************************************




2012/10/06

カタルーニャの星付きレストラン「Els Casals」

先日、カタルーニャの山奥 Sagàs (サガス) にあるミシュランの一つ星レストラン
「Els Casals (エルス・カサルス)」を訪れました。


のところがSagàsバルセロナ市から見ると、フランスとの国境に近い場所です。
ここにどんなレストランがあるのでしょうか??
日本から来ていたソムリエ―ルの友人と共にわくわくして向かいました。


バルセロナからバスで1時間20分Gironella (ジロネージャという小さな街に到着。
着いたらこんな大荒れ。

日本から来ていた別の友人夫婦にバス停まで車で迎えに来ていただいたのですが、こんな状態で前がまともに見えない!!

脇を見ると赤土の土砂がどくどくと流れ落ちてきていて、道路が次第に赤土色へと変わっていきました。
怖い!と思ったら今度はかなり大粒の雹(ひょう)が降り始めたのでこのままどうなってしまうのかドキドキしましたが、なんとか到着。
運転してくださった旦那様に拍手。



ここ Els Casals はホテルと一体化したレストラン。宿泊もしたのでした。

厨房を見せていただきました。と言っても、ここのレストラン兼ホテルのテーマは「我が家」ということで、お客さんも自由に覗けちゃうのです。
ここスペインでも珍しいアットホーム感。

ちょうど料理人たちの賄時間でした。右の写真はオープン前のレストランの様子。どんなお料理が出されるのでしょうか。楽しみ!!

食事の前にcavaを軽く一杯いただき、午後9時に着席。スペインの夕食の時間はこれでも早い方。

このレストランの魅力は、料理に使われる食材のほとんどが自給自足ということ。近くに農場があり、牛、豚、鶏、それにたくさんの野菜が育っています。素材のやさしさ、そして新鮮さが魅力です。

本日はトマトのフルコースん?想像ができないぞ、楽しみだ!!


ワインはこちら、Montsant の「PORTAL del PRIORAT」
Montsant (モンサン) のワインの試飲会に行った際に数ある中で一番おいしいと思ったワインがこれでした。再会できて感激!さすがソムリエのチョイス。ガルナッチャ・ブランカです。

詳しくはこちらを → Montsantワイン試飲会inBarcelona



まず最初に出てきたのはこれ!
な、なんだこれはーーー!ヘビとドラゴンみたい。
こちら、豚の皮を茹でて乾燥させた後、高温で揚げたものの生ハム添えです。


こちらはスペイン料理の定番「pimientos de padrón (ピミエントス・デ・パドロン)」。しし唐のpadrón (ガリシア地方の街の名)風。塩までおいしい!


「Pan con tomate (パン・コン・トマテ)」カタルーニャ名物です。
そこらのレストランとは違い自家製パンのパンコントマテは絶妙です!


こちら、ソブラサーダと蜂の巣
ソブラサーダとはとっても濃厚なペーストのようなサラミのこと。もちろん自家製。
こんな旨みの詰まったソブラサーダは初めて!素晴らしい!バルセロナの人気店「SAGAS(サガス)」にも卸しているのだそう。
ハチミツがこれまた合う!巣ごと出てきて驚きました。天然のハチミツって癖がなくて本当においしい!


トマトのジェラート、トマトのコンフィ&バカラオ
トマトのジェラートに衝撃を受けました。甘酸っぱいけど甘みの方が勝ってて、これも使うトマトを選んでるんだろうな~という絶妙なバランス。バカラオ(タラ)の身は超新鮮!身がプリっと締まってます。皮までおいしい。


モンハトマトとサバ、パン粉の豚の油揚げ
このトマト、カタルーニャ語で「pit de monja」、スペイン語では「pecho de monja」、日本語訳すると「修道女のおっぱい」という意味。
ツンと突き出た形をしています。
とってもみずみずしいんだけど歯ごたえもあって、甘さと酸味と水分のバランスが絶妙です。
豚の油でカリカリに揚げたパン粉と身の引き締まったサバがこれまた合う!


お次のワインはこれまた Montsant の「6 VINYES de Laurona 2004」
DOプリオラートのワイン造りの先駆者として有名な4人組のひとり「レネ・バルビエ氏」と世界的なワイン商がコラボレートして造ったワイン。
ガルナッチャに10%のカリニェナ


お口直しのウォッカ&モンハトマトのブラッディ・マリー + オリーブオイル
モンハトマトはジュースにしてもおいしい!!!


Menestra de Verduras (メネストラ・デ・ベルドゥラス)と呼ばれる野菜の煮込み料理の具材を形にしたものです。
野菜はもちろん自家製。小さいうちに摘んでいるので味がギュッと詰まっています。右端はアーモンドアイス。これがソースとなり野菜のうまみが引き立つのです。


モンセラットトマトの詰め物、バカラオの皮のせ
このトマトは地元カタルーニャのモンセラット山のトマト。モンハトマトより歯ごたえがあります。新鮮な野菜が優しいソースでマリナードされてて味、歯ごたえ共に楽しめる一皿。ここにバカラオの皮をもってくる発想がすごい。


こちらは切ってないモンセラットトマト。特徴的なこのフォームは絵になります。



まだまだ来ますよ。



モッツアレラチーズのカプレーゼ
このトマトは細長いサンマルツァーノ。イタリアチーズ&イタリアトマトの組み合わせはピッタリ。そこにこのネギとこのソースが良いアクセントに。


コンテチーズ&子豚
中には「Trompetas de la Muerte」、訳して「死のトランペット」と呼ばれるキノコが。死・・・ですか。
このキノコ、スペインのグルメに愛好されている珍味でそれ自体にもちろん毒はないのですが、強い毒性を持った別のキノコと見た目がそっくりで、見分けるのが難しいことからこう呼ばれているそうです。
子豚の皮はカリカリで身は溶けそうでこれは芸術ですね。


モンセラットトマトのコンセルバ
濃厚なこのコンセルバに上質のオリーブオイルがよく絡みとってもマイルド。締めにふさわしい一品。


ここでデザートタイム!


デザート①
プリン&牛乳の膜のジェラート
農場でとれた卵と牛乳の最傑作。
手前は酪農家から直接買った牛乳をキッチンで煮沸した際にできた膜をとっておいて作ったジェラート奥はバニラ入り生クリーム。刺さっているのは生クリーム味の飴の飾りです。
こんなにプルンプルンしたプリンは初めて♡スプーンで掬うのも楽しいし口に入れたら溶けてこれまた楽しめます。牛乳の膜のジェラートはあっさりしていてこの濃厚プリンにぴったり。


デザート②
柑橘のスフレ
お腹がいっぱいなのに生地のふわふわ感と柑橘のさっぱり感ですいすい食べられちゃいました。このスフレ、本当にきれいに焼きあがっていました。生地の高さに感激。




食事の後はロビーでコーヒータイム。
実はここでデザートの担当をしているのは左側に写ってる日本人、あやさんなのです。
そしてそのあやさんの前任者は日本でカタルーニャ料理を経営されているともこさん(写真右側真ん中)なのです。
こんなすごい方々とご一緒させていただいて光栄でした。



宿付きレストランなので、このまま上階に上がり数分後には眠ることができるなんていう贅沢付きなのですが、お察しの通りお腹がいっぱい。
こんなにお腹がいっぱいだとなかなか眠れないんだということを初めて思い知った夜でした。




翌朝の朝日
空気がひんやり気持ちいい!こんな美しい朝焼け何年も見てなかった!



朝食もとっても素敵でした。

数々の焼き立てパン、チーズ、数々のハム類、新鮮トマトのパン・コン・トマテ、自家製マーマレード、無添加ヨーグルト、ブラウニー、カップケーキなど食べ放題です。
朝起きてもお腹が空いてなくてあまり食べられなかったのですが、やはり昨夜食べたソブラサーダが気になりいただきました。


前日は大雨のために見れなかったレストラン兼ホテル Els Casals の外観。



帰りは近所の家畜小屋を少し覗かせていただき帰路につきました。




帰り道、なかなか車が進まないなぁと思って見た風景。




のどかだなぁ。



*****************************************************
Els Casals

住所/ Carretera de la Guardia, s/n, 08517 Sagàs, Barcelona
電話/ 938 251 200
URL/ http://elscasals.cat/es/
*****************************************************