2013/12/19

コパ・デル・レイ 「バルサ VS カルタヘナ」

最近バルサ漬けの日々が続いています。

一昨日、カンプ・ノウで行われた国王杯Cartagena (カルタヘナ) とのベスト32
の試合にソシオである友人が席が余っているからと招待してくれました。


対戦相手のカルタヘナはスペインの南東、ムルシア州にあるフットボールクラブ。
昨シーズンまでしばらくナショナルリーグ2
部で戦っていましたが、今年から3部に降格してしまいました。

1
部リーグに所属しているチームは国王杯にてシード権があり、トーナメントの途中から参加することになります。
今回のカルタヘナは、初戦であるバルサと対戦する前に3回も勝ち上がってきたことになります。


勝ち続けてきた下部のチームはシード権を持つ名門に当たり大敗してしまうのが普通ですが、それを覆したのは2009-10シーズンのコパ、「レアル・マドリー」vs「アルコルコン」
ベスト32 (今回のバルサvsカルタヘナ戦と同じ) にてアルコルコン (当時3
部リーグ) はレアルマドリー相手にホームで 4-0 と大勝、アウェイでは 0-1 で敗れたものの、2試合の合計で 4-1 と勝りレアル・マドリーを破り、この進撃はアルコルコナソ (Alcorconazo) と呼ばれ語り継がれています。



前置きが長くなりましたが、アルコルコナソのようなことがあり得ることも考えながらスタジアムに向かいました。

ちなみにこの試合はホーム&アウェイ戦の第二戦目で、第一戦は 1-4 でバルサが勝利しました。


ん!?いつもと違う雰囲気のカンプノウ。圧倒的に外国人と子供が多かったです。
この日のチケットは12ユーロから購入が可能で、普段観に来れない人が多いように感じました。
10歳未満の小さな子供の団体が数えきれないほどいましたが、試合開始は22時

スペインの子供は実に夜型です。

この日は野次やラッパの音や興奮度が異様に激しく、ここはカンプノウなの!?と疑うほど。

物を投げる人の姿やカルタヘナのファンに喧嘩を売るシーンも何度か見ました。
試合中なのに通路に立ち記念写真を撮る人も目立ち、視界に入り試合に集中できなかったのですが・・・仕方ない。



カルタヘナの守備は9人態勢。これほどディフェンスに力を入れるチームを見るのはスペインのチームとしては初めてでした。
もちろんこれはバルサ対策で、普段はもちろんこういった守備はしないでしょうが。



今日はプジョルが先発!久しぶりに彼のプレーを見ました。
怪我続きの彼は、ホームでは9ヶ月振りの出場でした。
首の丈夫な彼のヘディングシュートが見たかったのですが残念!という一枚です。



前半は 1-0 で終了。
バルサが攻めて相手が守るという繰り返しでほとんどコートの半面しか使っていなかったので、後半に入り見る位置を変えました。
観客が少ない試合だからこそできる裏ワザです。



相手のきれいな 5・4・1 のシステムになかなか追加点は得られなかったものの、相手DFが集まりすぎてごちゃごちゃしてるところにバルサのパスがそのうちの一人に当たり、オウンゴールが決まり 2-0 となりました。



終盤になり待ちに待ったジョルディ・アルバが投入され観客がわっと盛り上がりました。




その後、絶好調のネイマールが一点決め 3-0 で快勝


子供たちも嬉しそうにカンプノウを後にするのでした。もうすぐ0時。翌日は学校があるだろうに。
ヒャッホーウ!とスロープをでんぐり返しで下る子供なんかもいました。スペインの子供は本当に元気です。





おまけ

今回は客層が違ったため試合中にトイレ休憩に行く人も見かけませんでした。
誰もいないからこそ撮れたお手洗いの一枚を。


このように個室もバルサカラーの blaugrana (ブラウグラナ -カタルーニャ語)、または azulgrana (アスルグラナ -スペイン語) と呼ばれる えんじ色 なのです。

ちなみにスペインの多くのスタジアムや体育館のトイレの個室にはトイレットペーパーはなく、手を洗うところに大きなロールのペーペーがあり、手に取ってから個室に入るという日本ではありえない常識が存在します。
ここカンプノウ内のトイレもすべてではないですが、ほとんどがそうです。

お出かけの際はお忘れのないように~。





2013/12/16

ペーニャ (バルサの応援団) との一日

前回のバルサのチャンピオンズリーグネタに続きます。

実は今シーズンのチャンピオンズリーグは前回のセルティック戦が初めてではなく、その前にミラン戦も観に行ったのでした。


純粋にバルサファンで居続けたら幸運にも Penya (ペニャ = バルサの応援団) の方々とアミーゴになれる機会があり、彼らに誘われまずはペニャの皆が集まるレストランで食事をしました。


そこにはなんとチャンピオンズリーグの優勝カップが!
レプリカですが、本物のカップを作っているところで特注したのだそう。驚くほどに重かったです。

店の至る所にバルサの選手のサイン入りポスターやユニホームが飾ってありました。
まさにバルサ一色のレストラン!




約20人のペニャと食事をすることになりました。席に着くやいなやピンバッジは持ってるかと聞かれ、いただきました。
みんな実に温かい人。こんなプレゼントいただけるともっとバルサが好きになっちゃう~!


ジョアン・ガンペール杯でおなじみの Joan Gamper を記念したペナントもあり、食事後に写真を撮りなさいと強制的に一枚。

Joan Gamper とはFCバルセロナの創始者でありプレーヤーとしても活躍したスイスの実業家、ハンス・ガンパーのこと。本名の「ハンス・ガンパー (Hans-Max Gamper)」カタルーニャ風に改名Joan Gamperとし、この名前で親しまれています。
彼はもう亡くなっていますが、ガンペール家は永久ソシオとなり、会員番号は1番なのです。


食事後、新しい友人たちと歩いてカンプ・ノウまで行きミラン戦を観ました。


そしてハーフタイムにVIPな場に連れてい
ってくれました。

ここはなんと、ペニャの集うバー
友人の顔パスで私たちも入れてくれました。そして歓迎のCAVAをいただきました。もちろん無料です。
ここにはバルサのOBが数名いらっしゃったと聞きましたが誰が誰なのかさっぱりでした。


どなたかわからず大変失礼なのですが、この人と写真撮っとけと新しいアミーゴに促され一枚。


うわ~古い写真だーっと壁を一枚撮ったらちょうどドアが開きビックリ。これはトイレの壁だったらしい。失礼しました!



おーーーっとすぐ近くに有名なおじいちゃんがいる!!!

この方、Avi del Barça (アビ・デル・バルサ = カタルーニャ語でバルサのおじいちゃんという意味)の名で親しまれているペニャの象徴のような方。

見つけた瞬間テンションが上がりました!ハーフタイムでこんなにテンションが上がったのは初めてだ!



試合終了後は、ある他の特別室へ連れていってくれました。

ここ、放送席です。
記事を書くためにライターが一生懸命仕事しているところを見学させていただきました。


こうして試合後までペニャのアミーゴは楽しませてくれました。



そしてまた別の日、ペニャの仲間と同じレストランで食事をしたときにサプライズがありました。

アルゼンチンのスポーツテレビ局が、療養中で母国アルゼンチンに滞在中のメッシのための応援メッセージを収録しに来ていたのです。

やはりペニャの仲間に「ここに日本人がいるぞー!」と積極的に売り込まれ、お店の前に着くやいなやカメラとマイクが向けられものすごく緊張しました。
メッシが絶対に見るから!と取材陣に言われもっと緊張。でもなんとか伝えることができました。



ペーニャの皆さんのおかげでバルサとの距離がうんと近づいた気がします。

Moltes gracies! 本当にどうもありがとう!




2013/12/14

チャンピオンズリーグ「バルサ×セルティック戦」観戦

Holaaaaa!

バルサチャンピオンズリーグ予選一位通過が決まりましたね!
その決め手となった試合を生で見てきました。


家から歩いて行ったのですが、途中セルティックファンがビール片手に大声を上げ酔っぱらいながら群れているのを何グループも見てゾッとしました。さすがスコットランド人!!

いつもとは違う試合前の緊張感。それにしてもバルサファンは大人しいなぁ。


席は lateral (ラテラル) の3階で定価89ユーロ。チャンピオンズリーグなのでちょっと高め。
今回はソシオの友人が特別に25ユーロでオファーしてくれました。

そうそう、チャンピオンズといえば開始前のこのサークルに、アンセム (歌)
かれこれもう2年半前にも相方と観に行ったことがあったのですが、私が遅刻したためこのセレモニーが見れなかったことを相方が残念がっていたので、今日こそは一緒に見れて二年間のモヤモヤが晴れました。
やっぱりあの高い歌声のアンセムは特別!


ピッチのセンターにある膜は先日お亡くなりになったネルソン・マンデラへのメッセージでした。


こんな感じで上階の客席がけっこう空いていましたがスタート。


と思えば同じ上階でもこちらアウェイ席は満席でした。
アウェイ席に入りきらず一般席にいたセルティックファンも多数いたので、合計6000人ぐらいはいたと思います。
しかも、そのほとんどが在住者ではなく遥々スコットランドはグラスゴーからやってきた人。熱い!!!


開始6分でなんとディフェンダーのピケがゴールを決めたのを皮切りに、立て続けに6点が入りました。


Celtic はというと、なかなかシュートチャンスがなかったものの、最後の最後に1点決めました!セルティックファンは大声で喝采。



結果は6-1
試合終了後もセルティックファンは熱かったです。
ぬ、脱いでる人も!!!この日は寒かったのにグラスゴーと比べるとどうってことないのか。


スペイン人は試合終了後、とにかく帰るのが早い!
この日みたいに圧勝していた場合は試合終了5分前にはほとんどの人が帰り始めます。
おかげでゆっくりしていた私達には最近観客席にも入ったというスポンサー、「CATAR AIRWAYS」の文字が見えました。


チケットを安く譲ってくれたスペイン人 (カタルーニャ人) の友人は、会ってから別れるまでずーーーっと喋りっぱなしでした。
試合前に、「試合中は喋んないから安心して」と言われていたのですが、まったく変わらず喋る、喋る。
彼が試合終了後10分前に去ってくれたので、本当に集中して見れてのはその10分間だけでした。
はぁ~。スペイン人っていったい。。


カンプノウから家まで歩いて帰れることに幸せを噛みしめながら、スキップで帰りました。




2013/10/13

カタルーニャの独立 賛成派と反対派

州ごとに祝日が異なるスペインですが、昨日10月12日Fiesta Nacional de España」、訳すとスペインの祝日」という、独立したがっているここカタルーニャの人からしたら反感を買うような名前の祝日でした。
コロンブスがアメリカ大陸に到着した日であります。


一方、約一ヶ月前の9月11日には
Diada Nacional de Catalunya」訳すとカタルーニャ国民の日」というカタルーニャの祝日がありました。

カタルーニャはその昔、独立した一つの国でした。
しかし、1714年9月11日にスペインの一部となり、以後この日は独立を求めるカタルーニャ市民100万人単位で集まり人間の鎖を作って政府に独立を求める日となりました。



↓これは家の目の前の大通りの9月11日 (カタルーニャの日) の眺め

ちょうど警察が交通整理を始めたところです。カタルーニャの国旗を背負うのが彼らのスタイルです。
青地に白の星がついている旗とそうでないものの2
通りあります。
星が付いているほど独立心が強い象徴なんだそう。


この後、大通りは歩行者天国となり独立賛成派のデモ行進が始まりました。黄色い人ばっかり!



続きまして、こちらは昨日10月12日 (スペインの祝日) の眺め

午前10時、広場には黒い服を着た人たちが終結。


すると、急に大通りを封鎖し始めました。
こういうデモ行進は予め警察に届け出を出さなければならないのですが、警察もいないのにおもむろに道を塞ぎだしました。



↓垂れ幕をアップ。


この日は、ここから約1キロの距離にあるスペイン広場にて、独立反対派の大きなデモ運動があったのです。なんと、首都マドリードからも過激派が訪れました

この幕には(カタルーニャの独立を奪ったフランコの体制である) ファシズムに対抗しよう」という遠まわしな文言が書いてあり、独立反対派 (現状維持派) への反対デモということでした。
きっと、一ヶ月前と同じ人たちが服装を変えて集まったのであろう。


道を塞いでから1分も経たない間に広場から通りへと人がこんなにも大移動しました。
ちなみに左側の人たちは野次馬、もしくは記者です。

この後、スペイン広場に向けてデモ行進が始まりました。



ちなみにカタルーニャ独立のために集まる広場は「カタルーニャ広場」独立反対者が集まる広場は「スペイン広場」


毎年この季節になると広場の名前に歴史の重さを感じます。






2013/10/03

サグラダファミリアの日本人だけの貸切りツアーに参加!

毎日平均して4200人が訪れているというあのサグラダファミリアですが、なんと日本人だけの貸切りツアーが新設されたと聞き早速参加しました!


まずは指定のホテル前に集合。通りを挟んで西側にはこのツアーを主催するHISの店舗がありわかりやすかったです。



バスに乗り込み、この日のスケジュールのほかにバルセロナの歴史や見どころについての説明を受けました。



バスを降りて少し歩くと目の前に現れました!!!
サグラダファミリアはいつ見ても感動を与えてくれます。夜に見ると特にその度合いは強まります。



まずはお土産屋さんでトイレ休憩。
ここにはサグラダファミリアの完成予想の模型もあり、今できている部分だけでも壮大なのにここまで大きくなるのか!っと入場する楽しみが高まってきました。



そしてついにその時間がやってきました!特別ゲートからの入場でした。入場したのは我々日本人だけ。こんな贅沢いいのでしょうか。



まず、一人ずつオーディオが配られました。
録音ガイドなのかと思ったら、ガイドさんの生音声が拾えるオーディオでした。
スイッチをオンにしておけばガイドさんから少し離れた場所にいても声が聞こえるという仕組み。
なるほど、これがあれば対象物を見ることにより一層集中できるということですね。



こちらは「受難のファサード」
ガウディはこのサグラダファミリア全体で石のバイブルを表現しようと計画したそうで、こちら側はキリストの受難を表したファサードです。

最後の晩餐ユダの裏切りキリストの蘇りなどが順に表現されています。

こちらは地元カタルーニャの有名な彫刻家、スビラッチによる無償の作品なんだそう。



さぁ、建物内へ。

静寂に包まれており、柱を支えるために構成された森に見立てた構造は昼間よりもよりリアルに「森」を感じさせてくれました。
昼間はノイズが多く、まるでアミューズメントパークまたは万博のパビリオンにいるかのような錯覚にとらわれるのですが、さすが貸切りツアー、雑音が一切聞こえないので本物の教会にいるという感覚を得て神秘感に包まれました。


昼間にこのショットを撮ったら必ず何十人もが写り込んでしまうのですが、貸切りツアーなのでこのように誰も写りません。まるでカメラマンになった気分です。



こちらは正門である未完の「栄光の門」の内側。
この扉に見える部分は完成イメージを印刷した物でしたが、日本語も書かれていて親近感が湧きました。



振り返りもう一度写真を。あぁ、再びうっとりする瞬間でした。




さぁ、次は「生誕のファサード」へ。

大迫力の彫刻にいつ見ても彫刻が近づいてきて飲み込まれそうな錯覚を覚えるのですが、静寂感によりさらにそれを感じました。



こちらはキリストの生誕を表した、先ほどとは真逆の幸せだけを表したファサードなのかと思いきや・・・実は、生誕にまつわる悲しみも表現されていることを知りました。
ローマ兵の幼児虐殺やそれを恐れたキリストの家族のエジプトへの非難など。
そのあたりをガイドさんは丁寧にわかりやすく説明してくださいました。



こちらの聖歌隊は内戦によりかなり崩れ落ちてしまったのですが、日本が誇る彫刻家、外尾悦郎さんによって見事に蘇りました。
ちなみに彼はバルセロナ、いやスペインで一番有名な日本人と言われています。



何度かライトアップされたサグラダファミリアを見に来たことはあったのですが、やはり離れたところからではなくこうして入場して鑑賞するライトアップ姿はダイナミックでした。



さて、次は地下の博物館へ。
模型に足場が!さすが!


これは模型工房
終業後でしたが、こうして電気がついていたので内部がよく見えました。



これはかの有名な逆さ吊り模型
これはガウディが「コロニアグエル教会」という別の教会を作るために試行錯誤して作った模型。
ガウディはこの模型制作により得た技法やアイデアを多くサグラダファミリアに用いました。
コロニアグエル教会のために10年かけて完成したこの模型ですが、肝心な教会自体は未完成のままなのです。



これは唯一ガウディが残したサグラダファミリアのデッサン

ガウディはこの教会を100年間かけて完成させようと設定したそうです。
そのため、自身が生きているうちに完成しないのだからと設計図は一枚も描かなかったのだそう。ちなみにこのデッサン、かなり荒いと思ったら小さいものを拡大コピーしたもの。

ガウディの没後、後を引き継いだ方々はこれを基に建設を進めているのですね。感動の一枚でした。



こうして大満足な内部見学が終了しました。

「サグラダファミリア イコール 人ごみ」というイメージがありますが、今回はまったくそう感じることなく静かに見学ができたことと、写真を撮っても他の観光客が写りこまないことに満足しました。

サグラダファミリアは現在のところ日本語オーディオガイドはないので、こうして日本語で説明を受けながら一通り見学できたことも有り難かったです。

やはりこういった宗教的なことは簡単ではないので日本語で説明を受けたいものです。



この後、ライトアップ鑑賞に参加しました。

これは写真を逆さに撮ってしまった・・・のではなく、隣の公園にある池に映るサグラダファミリアを写したもの。見事です。



これが本物。実に美しい圧倒的な存在感。
夜景観賞中もガイドさんからの説明があり、サグラダファミリアが完成したら現在世界一高さのある教会として知られているドイツのウルム大聖堂 (161メートル) を超える、高さ170メートルの教会になることを知りました。



最後に別の角度からも写真撮影タイム。新婚さんがたくさんいらっしゃって微笑ましかったです。



こちらはHISからいただいたお土産。
カタルーニャ語で書かれた参加証明書とハガキのセット。いい思い出になりそうです。



とっても贅沢で魅力あふれる一晩でした。

日本人にのみ貸切りのツアーで、我々外国人がスペインでこんなに優越感に浸れて良いの!?と恐縮するほどの特別感で満たされました。
参加して本当に良かったです!!!